日立懇全社ビラ  2015年2・3月
第210号

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2015年春闘アンケート結果 派遣・請負など、全ての人に賃上げを!

生活が苦しい。
2015年春闘アンケートの結果は、生活が「かなり苦い」「やや苦しい」という回答が全体の65%に達しています。


生活にあと月3万8千円は必要
生活に必要な月額の増額について、3万円以上の回答者は82%で、増額の加重平均は3万8000円です。


「低賃金」が不安  「こんなにもらっていない」
アンケート結果では困っていることに「低賃金」が「老後・年金」と共にトップでした。アンケート用紙の標準生計費の表(電機連合調査)を見て、 「30歳の年間必要生計費と自分の年収を比較して、こんなにもらっていない。生活できない」という声があがりました。


アベノミクスの失敗!GDPマイナスと実質賃金の低下
今年の7~9月の国内総生産(GDP)は、物価の影響を除いた実質で、前期比率成長率がマイナス0、4%となり、4~6月期に続き2期連続のマイナス成長となりました。 所定内賃金は4月まで25カ月連続のマイナスを記録しています。 それは、ベースアップが限定的かつ一部の企業に偏っていることと、非正規雇用の増加が原因です。


国民春闘共闘「月額2万円以上」の賃上げを要求
全労連や各労組で構成する国民春闘共闘は「月額2万円以上、時間額150円以上」の大幅賃上げを要求しました。消費税増税や円安で物価が3%以上 も上がり、「実質賃金の低下に歯止めをかけるベースアップにこだわる」としています。連合もベースアップを「2%以上」要求する方針を、 14年12月に決めました。

「残業代ゼロ」制度、解雇をしやすくする「多様な正社員制度」導入をやめさせよう
安倍政権は、「賃上げ」を口先では要請していますが、実際は、労働時間の規制をなくす「残業代ゼロ」制度、低賃金や解雇がしやすい「多様な正社 員」導入、日立グループなど財界が進めようとしている首切り促進の「労働抑制の環境整備を積極的に進めようとしています。政府 が、財界の意向決定に丸投げし、賃下げに加担している姿勢は、働くものの生活と日本経済に対する政治的無責任と言わざるをえません。実質賃金の引き 上げこそが日本経済の好循環に必要です。派遣、請負など、全ての働く人の賃上げを勝ち取り、「残業代ゼロ」制度や「多様な正社員」制度の 導入反対、リストラ反撃など、今こそ声を上げていきましょう。




許さん!!リストラへ総反撃を

11月24日(月・祝日)、日立関連労働者懇談会と電機・情報ユニオンが共催で「日立関連リストラ反撃集会」を 東京の南部労政会館で開催しました。「全労連」のメッセージ、「東京地評」代表の連帯挨拶、「神奈川労連」代表の連帯挨拶が行われ、日立以 外の労働者を含め、7団体11企業連から73人が参加しました。
何だって!!常時リストラとは
メインの講演を桜美林大学の藤田実教授が行いました。その中で藤田教授は、常時リストラ方式が進められていると指摘しました。 このリストラの方法は、海外展開や事業構造転換で職場や業務の縮小を行うために、人事評価の低い社員に改善目標を設定し、達成できなければ 退職してもらうという手法です。これまでに、神奈川地区の事業撤退に伴う、社外求職制度(自己転進制度=自分で会社が紹介するパソナなどに登録して求職する制度)や、日立超 Lの出向先開拓支援サービス等、数々の攻撃が仕掛けられてきています。これらの状況を反映し、会場からは、リストラ被害にあっている日立超Lの労働者をはじめ、多くの労働者から発言がありました。出向先での負 担が多い業務、降格、賃金差別などが報告されました。
その後・・・「日立超L分会」結成
リストラ反撃集会の後、日立超LSIシステムズでリストラ被害にあっている労働者たちが電機・情報ユニオンの「日立超L分会」を結成しました。 この事例は、日立グループ内に既存の連合系の組合以外の労働組合が出来たことを意味し、大変重要な出来事となりました。日立超L分会の仲間は、 現在、出向先を会社から探すよう下命され、パソナの求職支援サービスの登録書類に「署名・捺印」を強要されました。また、3月までの期限も設け られており、雇用状態に予断を許さない状況が続いております。常時リストラは、現在起きていない職場でも起 きる可能性があります。被害にあった労働者が「日立懇」や「電機・情報ユニオン」に相談し、闘いに立ち上がり、「こんなリストラは許せない!」 の声を職場で広めましょう。

低賃金で不安

手取り金額がすごく安すぎです。日立は大企業なのに時給千円代の派遣だと働く方もきついです。(日立工機)

精神的な病を患い、賃金も上がらず、今後に希望が持てない。(日立国分)

女性に昇進昇格のチャンスが少なく感じる。税引き手取りが15万では、生活は厳しい。賞与で評価いただけたのはと ても嬉しいが、給与でのベースアップチャンスが欲しい。(日立BS 情IP開)

非正規で働いて20年近くになります。この先が少々不安であります。このような社会がいつまで続くのか。(日立アプライアンス多賀) 残業がなくなった分収入がかなり減って厳しさがあります。(日立システムズ)



将来が不安

ユニオンの協力のお陰で、出向先で元気に働くことができていますが、出向先も相変わらずリストラを続けている様で、不安がなくなりません。 (日立情映テック)

子どもはいませんがリストラが怖くて子供もできません。経済の発展も見込めないし、明るい未来も見えません。、少子化の原因の1つ かと思います。安定的な生活を望みます。活動頑張って下さい。(日立化成山崎)

労働者が定年まで安心して働ける社会に戻ってほしい。(日立超L)

若い人がどんどんいなくなってしまいます。毎日、休憩時間も働いています。ゆとりがありません。プレッシャーばかりが常に押し寄せており、ゆっくり考え る時間もなく、ミスがあると厳しく攻められ、心が痛いです。(日立オムロン)

パワハラの予防教育がないので、全従業員にやってほしいと思う。問題がおきると職場をかえているので、パワハラ加害者がなにも反省しない。(日立アプライアンス清水)
若手社員に対しても転勤したり、サラリカットしたり...こんな職場ダメだろう。ユースチームなくなったら、どんな組織でも潰すのは時間の問題でしょう。(ルネサス武蔵)

長時間労働・残業代未払

長時間労働が続いたためじんましんが出てしまい、今も薬を飲んでいます。長時間労働を規制するような法律を作ってほしいです。(日本エクス・クロン)

他の部署で残業代、休出代がすべて未払いのところがある。裁量制ではありません。課員は全員洗脳されており、声を上げません。組合は見て見ぬふりをし続けています。(日立アイイーシステム)


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