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日立懇全社ビラ 2005年7月
第129号
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切 実 な 職 場 問 題 の 改 善 を

  日立・関連労組組合員が日立労組本部に要請

 6月3日(金)、日立労組本部会議室(元亀戸厚生年金会館)において、日立労組各支部・関連労組組合員9名が参加し、日立労組本部に要請を行ないました。以下にその概要をお知らせします。(要請書全文)

春闘・・・・・・(ルネサス)

 春闘ではルネサスの決算が良かったにも係わらず、日立よりも悪い結果となった。売上高利益率はルネサスが5%強で日立は3%であるが、05年度の見通しが厳しいことを労使で持ち出している。労組の姿勢として、経営指標に裏付けられた取り組みをして頂きたい。

非正規雇用・・・・・(日立IE)

 直接員の採用が近年ない。忙しい時は退職者が呼ばれている。現場はパート、派遣、外国人労働者化され、更に子会社化されており、労働組合もない。製造会社としてキチンとやっていけれるのか不安がある。最近、全国的に労働基準監督署への相談が増えており、労働組合の役割が重要だと思う。

処遇制度・・・・(日立空調システム)

 昨年、新処遇制度が導入されたが、日立空調では調整給が3年間しか補償が明確になっていない。昨年は静岡県評が、今年は静岡地区労連が会社に要請行動を行った。日立空調の労組は今年の春闘で調整給の3年後の補償について協議を会社に申し入れたが、会社は断っている。この点についても会社に協議に応じるように要請した。

安全・・・・・・(HESCO)

 最近労働者の災害が多い。電気事故で亡くなられた人もいる。本工は安全教育を受けているが、派遣の場合はきちんとした教育を受けていない。教育が本工と派遣で差がある。

賃金カット・・・・・(勝田)

 電力グループは2年間の一時金カットや残業手当てのカットが行われる。勝田の業務が業務移管になって、さらに賃金カットされることに職場では不満の声が多い。主任や課長でも2年間は長いと言っている。

再雇用制度・・・・・(日立)

 日立と三菱重工の事業統合で、2年前に対象者はほとんど東京と広島に配置転換になった。今年、広島の部長が再雇用の話できたが「再雇用はありません」といきなり言われた。再考を促したが、一ヵ月後「やはりありません」ということだった。シニア所員制度が形骸化しないよう、希望者全員が再雇用されるようにしてもらいたい。

転属・・・・・(横浜)

 日立プリンティングソリューションズに出向中の60人が転属を言われたが、日立に残った人もいる。労働組合としても転属を断った人がひどい目にあわないように監視をしてもらいたい。

合併・出向・・・・・(旭)

 昨年、日立とオムロンが会社分割で合併し労働条件承継法により移籍となった。しかしわずか半年で組合員の2割が出向になることになった。法の趣旨からして明らかにルール違反と言える。労働組合の執行部は、一般組員に図ることなく出向の受け入れを決定し、職場からも撤回すべきという声が出ている。組合が勝手に認めてしまうのは、組合のルール無視といえるのではないか。

メンタルヘルス・・・・・(大みか)

 HIワーク対象者には100時間の残業をしてもゼロにしている人もいる。パソコンのON/OFF時間を修正したりしている。また30代の人がメンタルヘルスで問題になっている割合が多い。これから日立を背負っていく人が、そうなっていたのでは会社としても問題と思う。会社にとっても技術者にとっても良くない。


近頃の若いモン        投稿歓迎
 
 球 界 改 革!
 約1ヵ月半にわたって開催された、プロ野球セパ交流戦が終わった!
 新鮮な戦いで、面白かったし、まずは成功と言えるだろう。
 しかし、これだけでは2、3年すると飽きられるのは間違いないと思うので、戦力の均衡等、本当の意味での球界改革が必要だろう。
 が、そこに某球団の元オーナーが、『会長』として戻ってきたのは疑問がある。そもそも、不祥事で引責辞任した人間が1年も経たずに戻れる『球界』の改革は難しいのではないだろうか?

憲法改悪のネライは戦争する国づくり

日立オムロン 組合員の20%を社外に出向

  会社をつぶす気か

 5月末突然の部長からの説明会と組合ニュースで旭支部組合員の20%にあたる148名を7月1日から社外に出向させるという発表がありました。
 日立オムロンは、昨年10月に発足し「ATM事業で3つのナンバーワン(国内、中国、リサイクリモジュールのシェア)」をめざすと景気のいいことを言いながら、会社分割法を使い有無をいわさず事業統合しました。従業員は新会社発足のビジョンを信じて、新たな開発や原価低減、顧客拡大にと意欲を出し始めていた時期でした。中堅の人が「会社をつぶす気か」とつぶやきました。

  職場意見を無視し機関決定を強行

 発表前に組合執行部と一部の役員で、「苦渋の決断」で受け入れると決めていたのです。発表後の職場集会では、日ごろ意見を言わない人たちからも「会社のいう筋肉体質とはリストラか?」「こんな施策で立ち直れるのか?」「経営責任はどうなるのか」など会社への批判と、「執行部はどうして組合員に早く説明しないのか!」など組合執行部の独断に対する批判が相次ぎましたが、不充分な回答を添えたニュースを発行し、機関決定を強行しました。

  出向は期限までに解消せよ

 今回決まった出向は、来年3月までの期限です。出向は期限までで解消し元にもどすべきです。出向を継続する場合は本人の意思を尊重すべきです。ましてや「転属」は本人の了承が前提条件で、個人面談などでの転属強要は、違法行為です。


“賃金減る”社員には、
       なりたくない


 派遣社員として仕事をしている青年に、正社員にならないかと話がありました。しかし彼は賃金が減るからということで断ったそうです。その後しばらくして会社を辞めてしまいました。理由は「上司にいろいろ言っても、何も聞いてくれないから」ということでした。(日立空調システム)

早く正規採用を見つけたい

 製造現場には、全体の約3分の1を超える二百数十名の派遣労働者が働いていると言われています。二〜三十代の若者が中心ですが、日立本体でリストラにあった中高年齢者や、日立工機への就職希望だったが採用枠外(今春5名)のため派遣で来ている新卒者、住宅ローンをかかえている人、夫婦で派遣で来ている人などさまざまです。何年勤めても時給が上がる保障もないので、早く正規採用の出来るところを見つけたいと言うのが本音のようです。会社は、高齢化対策の技能の継承や戦力の維持には「派遣・請負からの優秀者の社員登用」などと身勝手な態度です。(日立工機)

現代の"たこ部屋"労働か

 オムロン草津との生産統合で新たな「請負会社」から送り込まれた労働者が増えています。今度の請負労働者たちは、今までとちょっと違います。通勤はほとんどが同じ自転車で来ます。駐輪している自転車を見ると請負会社の名前入りです。その会社で働く人に声を掛け聞きました。出身は沖縄や関西圏、近くの安いアパートで泊り込み、自転車で来るそうです。夫婦で来ている人もいます。時給千円程度の安い賃金で家賃も引かれギリギリで生活しています。現代の《たこ部屋》そんな表現がぴったりします。こんな若者たちの労働条件向上が本当に必要です。(日立オムロン・旭)
"社員の人"には、わかってもらえない

 派遣社員のつぶやき。「仕事の内容は興味があるのですが、残業を計算に入れなければ生活できない収入なので、先月は残業時間が100時間。それから、一般的なのかどうかわかりませんが、派遣会社から派遣先に移籍する人が最近何人かいました。でも、だれでも移籍できるわけではないし、自分が今後どうなるのか不安。こういう気持ちは派遣先の社員の人にはなかなか分かってもらえないです」 (ルネサス武蔵)


"プロとして"血が通った職場に

派遣社員の皆さんからは、休みが多いと生活出来ない。やりたい仕事に就きたいが正社員の募集がほとんどないので我慢して働いている。意欲と希望が持てない。賃金は安いが気楽が一番だ。派遣社員同士で責任のなすり合いをさせるから頭に来る。身分が不安定だから将来が不安だ。立ち作業は健康を害する。何とかならないのか・・等々の声。それぞれの思いで働いている派遣社員も同じ労働者。共に話し合いながら仕事のプロとして人間の血が通った職場にしたいものです。(日立IE)


"挨拶もない退社" 寂しいね

 30代前半の学卒技師が退社。部内の数人にメールを出しただけで、なんの紹介も挨拶も無し。「次の職が決まっているわけではないらしい」「あちこち移動させられて、元の職場に戻ってきたが、いやになったのかなぁ」「なんか寂しい辞め方だね。挨拶くらいさせれば」。(情制シ・旧大みか)

草 の 根 か ら ひ ろ が る 「九 条 の 会 」
 「憲法9条をまもり、生かす日本に」----日本を代表する作家・学者・評論家らの呼びかけではじまった「九条の会」の運動は、全国津々浦々に広がっています。「憲法9条は、仏教の教え」との幕をかかげる寺、党派をこえてすべての議員が参加して「会」をつくった町、「9条で行こう」と東京・渋谷をパレードした高校生たち…。いま、思想・信条、立場や世代のちがいをこえて、「憲法9条をまもろう」の声と行動がわきおこっています。
 国民の世論は?----どの世論調査でも、「9条はいまのままで」という回答が「変えるべき」だとする回答を上回っています。「海外で戦争する国にすべき」と考える国民はごく少数です。 

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