日立懇全社ビラ2003年3月号 104号                                    



要求アンケートの結果と声

−− 将来が不安 体がもたない −−

 電機懇が実施している要求アンケートを日立懇でも取り組み、郵送、メール、職場・社宅での手渡しなどで182名から回答が寄せられました。その中間集計結果といくつかの声を紹介します。


★毎日月〜金まで深夜2時頃まで働いていて体がもたない。家族と顔をあわせることができない。(大みか)

★仕事をした分の対価として、それだけの賃金がもらえないのは、とてもおかしい。(日立インダストリーズ・土浦)

★Eワークの為、残業時間、作業量に無関係に一律手当てとなるが、不当に感じる。(日立)

★毎日帰りは11時、遅い時は2時、3時、土日もほとんど出、もちろん手当てはなし。お金はともかく体が心配です。(小田原)

★半導体の事業分割により、三菱電機との新会社「ルネサステクノロジ」に移籍するするが、いつまで持ちこたえれるのか、発展するのか、とても将来が不安である。(武蔵)

★IBMと合併して新会社となる点について、先先が不透明でトップの人間の考えもはっきりしないのが不安です。(小田原)

★職場の平均年齢が高く、若い人が入ってこない。技術の伝承ができない。(HBS中部) 

★残業、出張が多く、家族との対話が無いです。また、自分の時間がとれず休日も週1日程度などで、身の廻りの買い物で終わってしまいゆっくりと休養もできない。妻も働いており最近は残業も多く、精神的に参っている。(日立エンジニアリングサービス)

★小泉不況にも、企業のリストラにも、大企業労組は全く手も口も出せない。これが日本を悪くしている一番の問題だ。賃金引き上げ要求を掲げて闘うべきだ。(中央研究所)


日立空調システム

茨木工場の閉鎖は見直しを     大阪・茨木と清水で宣伝行動
 日立空調システムでは、2003年3月の業績が赤字になるという予測により、大阪・茨木工場を清水工場へ集約等の申し入れがなされました。また関連会社を含め、50歳以上を対象に早期退職優遇制度を実施しています。
 茨木工場の閉鎖に対しては、「工場は黒字なのに、なぜ移転しなければならないのか。」という怒りの声があります。マンションを購入した人や、共稼ぎの人など、家族の生活が脅かされています。関連会社は、仕事が続けられるかどうかの大問題です。
 日立懇は電機懇や地域の仲間とともに、大阪・茨木(2/19)と静岡・清水(2/21)で職場新聞「オアシス」を門前配布し、宣伝行動を行ないました。

清水工場での門前宣伝


労働法制改悪に反対し、働くルールを確立しよう



問題点多い会社提案

 今次春闘の中で会社は「人件費を含めた固定費の抜本的圧縮は避けて通れない課題である」と主張し、「賃金体系維持 」と「一時金5・0ヵ月」の組合側要求を真っ向から否定してきています。
 さらに会社は人事処遇制度全般の見直しも行いたいと主張し、(1)実力・成果による処遇を一層徹底した処遇制度、(2)年金制度の再構築、(3)新たな勤務制度や法定裁量労働制の導入など雇用勤務制度の見直しを提案してきました。
 これらの提案は、一層の労働強化や実質賃金の低下をもたらす多くの問題点を含んでいます。既に一部の企業では定昇を見直す動きも出てきています。こんなことになってしまったら安心して働き続けられません。力を合わせて一方的な会社提案を跳ね返していきましょう。


“消えた”「労働時間管理の適正化」の方針

 連合は、サービス残業について「告発も辞さない」と、「不払い残業(サービス残業)撲滅」に強い態度で臨む方針を明らかにしました。そして、電話相談や、メールでの情報提供を呼びかけたり、東京近郊私鉄には中吊り広告までだしました。電機連合も春闘方針で「時間管理の適正化」として、「不払い残業撲滅に向けて取り組みを強化」することを明確にうちだしています。しかし、日立労組の春闘方針案には見あたりません。「日立にはサービス残業がないから」とでもいうのでしょうか。 


解雇を原則自由に---労基法の大改悪案

 坂口力厚生労働相は、2月13日、今国会に提出する労働基準法「改正」法案要綱を労働政策審議会に示しました。
 焦点になっていた解雇規定については、使用者は「労働者を解雇することができる」と原則解雇自由をうちだしています。法案要綱はほかに、有期雇用の契約期間を現行一年から三年に延長するとし、不安定雇用をいっそう増大させる内容になっています。また、裁量労働制は、対象を本社など以外にも拡大。導入要件の緩和を打ち出しました。これは、違法なサービス残業を合法化しようとするものです。


日立懇掲示板
ワンワンワン運動
 
 いまHICでは「1−1−1(ワンワンワン)運動」というのを行っています。
 職場では「オイオイ、俺たち月に一万円もの経費なんか使ってないよ。どこで削れと言うんだ」「節約とケチるのは違うぞ。経費をケチって、仕事に影響したら、かえってマイナス(赤字)になるんじゃないか」などと話され、「偉い連中が寄って集って、こんなチマチマしたことを考えているようではHIC の先行きが心配だ」というきつい言葉も。(旧つち)


達成感ないよナー

 設計者のぼやき「上が承知で「赤字受注」したのに、収支は守れといわれる。がんばってやっても、赤字なんだから、仕事の達成感ないよなー」(大みか)


好きで入った会社だから

 2月に定年を迎えた人の挨拶「定年まで勤められてよかった。『賞罰なし』で、大きな事もできなかったけど、会社に尽くしてきたつもりだ。早期退職も考えたけど、好きで入った会社だから。」(システム)
会社のためにガンバッてきたのに

 50歳を超えてから職場配置換えを行ない、自主退職を促すようなことする会社に対して怒りを感じる。30代、40代は、会社のためにとがんばったのがバカみたいだ。(清水)


「賃金5%カット」 解除、良かった

 「2ヶ月だけでもちがうよ、よかった」「見通しがたったんなら、すぐに解除してほしい」「春闘後にまた賃下げするのでは」「でも、もとにもどるだけだから」「一時金のほうが影響大きい」などの声。(水戸)


庄山社長・根津委員長の新春会談

 「何で、春闘の最中にだすんだろ」「会社がだすならともかく、組合費使って、カラー印刷までするか」「まるで、経営者同士のトップ会談のようだ」「組合委員長が、“競争に勝ち残るための戦略”とはなあ」(勝田)


今月のワンポイント

イラク攻撃反対「2・14集会」に
          ドン・ガバチョ大統領が連帯あいさつ

 イラクをめぐる情勢は、平和解決の道をあくまでも追求するのか、戦争という破局の扉をあけることを許すのか、この大きな岐路にたっています。
 アメリカのイラク攻撃に反対して東京・明治公園で「平和を願う日本の良心を、いま世界に2・14大集会」が、文化人・労組・市民団体など二万五千人を集めて開かれました。

 集会には、NHKの人気人形劇『ひょっこりひょうたん島』でおなじみのドン・ガバチョ大統領が、ガバチョ氏の『お抱え作家』井上ひさしさんの呼びかけにこたえて「来賓」で登場。同大統領は「ブフ、ブハッ!世界中の戦争を憎み、平和を求める方々に」と熱烈な連帯のあいさつをしました。
 集会をよびかけた著名人十六氏を代表して、なだいなだ氏が「みなさんの熱気で、私も温まってきた」とあいさつ。元米海兵隊員のアレン・ネルソン氏がベトナム戦争に従軍した痛苦の体験を通して、「戦争や暴力からは何も生まれない」「日本政府は、自衛隊ではなく、みなさんの声と憲法九条のメッセージの精神をこそ世界に発信すべきです」と訴えました。
 集会では、平和の声をもっと広げようとの思いが盛りあがりました。

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