全社ビラパンフ「春一番」各地の職場新聞トピックスQ&A参考情報 リンク


   日立懇全社ビラ2002年4月号


   冗談じゃないぞ! 賃金カット
   作られた赤字で犠牲を押し付け


賃下げは身勝手な収益改善

 春闘が「ベアゼロ」「年間4カ月の一時金」で集約をした直後、会社から5%の賃下げ提案があった事に、怒りの声が寄せられています。

大幅な減収 年間48万円にも

 組合発表の35歳標準労働者の賃金は、約30万円となっています。年間の一時金の減額が1カ月分で約30万円、そのうえ5%賃金の減額によって月額約1.5万円で年間約18万円となり、総額で48万円もの減収となります。
 職場では「賃金の減額なんてとんでもない提案であり、労働組合はけっして認めるべきでない。ストライキをかけてでも白紙撤回を勝ち取るまで闘うべきである」との声が出されています。


労働者は同意していない


 日立労組本部は団体交渉で「今後の労使関係にも大きな影響を及ぼしかねない内容である。職場は相当混乱することが予想され、慎重に対応したい」と回答しています。
 労働条件の引き下げには、労働者の同意が必要であり、会社側が一方的に決めることはできません。労働者にきちんと説明し、労働組合は、必ず全員投票のような形で労働者の同意を得なければなりません。
 関連会社にも押し付けられている賃金カットは、不況に拍車をかけるものであり、社会的影響力の大きい日立の行動は、企業犯罪とも言うべきものです。


白紙撤回めざし闘いを強めよう
 
 会社は「危急存亡の危機」と強調し、オール日立で2万930名もの人減らしリストラを強行しています。
 しかし、3月決算の「大幅赤字」は、来期のリストラ費用さえも大きく計上した「つくられた赤字」と言われています。V字型回復を図るとして賃金カットを押し付けるやり方は、労働者いじめの身勝手な収益改善です。
 今こそ労働組合の真価が問われる時期ではないでしょうか。働くものの生活と権利を守り抜くために、組織の団結を強め、「賃金5%引き下げ」の白紙撤回をめざして闘いを強めて行きましょう。




定昇凍結・賃金カット

 「春闘の否定」 労働協約を守れ!    電機各社で批判の声広がる

 日立製作所をはじめ、松下電器、NEC、東芝などが定期昇給の延期や凍結を相次いで打ち出しました。


妥結直後の賃下げ・凍結に怒り

 東芝では半年間の定昇凍結を提案。「経営者は見通しもなく、赤字といっているだけ。しかもリストラ経費の前倒し分を含んだもので、賃下げを強いるほどの危機的な状況にはない」と怒りの声。  (東芝)

 松下電器では、4月から半年間の定昇凍結が提案。「6ヶ月賃上げなしとは」「経営者の尻拭いをさせるのか!」  (松下)

 NECでも半年間の定昇凍結と社内健康センター医療費二割負担も押付ける提案。「そこまでするのか」「経営責任は!」の声が上がっています。  (NEC)

 三菱電機では、時間外・休出割増引き下げなど労働条件の見直しを提案。職場では、「労働協約の目的である『労使間の秩序』を破るもの。」「労組無視の横暴やめよ。会社は労働協約を守れ」など電機各社で働く労働者の間で怒りの声が広がっています。  (三菱電機)


一気に「あか」を落とす作為的「赤字」

 今回の電機各社の「大幅な赤字」「危機的状況」は、作為的なごまかしです。
 「赤字」は、人減らしによる退職割増金や工場閉鎖費用など、リストラ経費を数年分も前倒ししたもので、その費用は電機六社だけで一兆六千八百億円にものぼります。
 一気に「あか」を落としてさっぱりするという「ビッグ・バス(大きな風呂)方式」と呼ばれる会計処理によって「つくられた赤字」なのです。
 もともと電機六社だけでも、十三兆円近い巨額のためこみ利益を保有しており、「経営破たん」とは無縁です。
日立の連結決算(2002年3月期見通し)
(4800億円の赤字のうち半分はリストラ費用)
日立懇掲示板


退職強要面談「課長は行き過ぎだよ」

 武蔵事業所のある職場では、56歳以上の人を対象にした「退職勧奨」が繰返し行われ、その多くの人が退職に応じざるを得ない状況が生まれています。
 個人面談で課長は「辞めて下さい。お願いだから辞めてくれ」「仕事がない」「これから賃金ダウンになる」「若くて有能な人しかいらない」などと言い退職を迫って来ました。
 職場では「課長は行き過ぎだよ」と言われており、組合にも相談に行く状況も生まれています。
 こうした職場状況を受けて、日立の半導体設計職場で働いている関連会社「日立超L」の若い技術者4人が研修員終了後4人とも早期退職する事態が発生しました。
 日立超Lは年齢制限なしの「早期退職優遇制度」を導入しています。  (東京・武蔵)


人権じゅうりんだ!

 つい最近面談があって、他の者には一般的な話だけで私には、なんかひつこく迫っていたような話し方でしたが、よくよく考えるとこれって脅しでないでしょうか?
 「仕事がなければ転勤するかさもなければ自ずと身を引けよ」なんて「君は会社にとって必要な人だと思っているのか?」「会社がつぶれたらどうするのか、または君の給料で人が一〜二人は入れれる」とか・・こんな事まで言われて・・。
 「上からの圧力がかかるかもしれないぞ! それだけをよーく頭に入れとけよ!」。これはまったくの人権じゅうりんだと思います。   (メールにて投稿)


中国生産展開で事業所が閉鎖!

 情報機器事業部の関連会社の日立ポスタルエンジニアリングの中条事業所(新潟)では、生産の縮小などを理由に6月30日を持って閉鎖すると発表されました。会社設立時は、郵便区分機の生産を行う工場として地元新聞にも紹介され、地元から期待され発足しましたが、ついに閉鎖となります。
 区分機の生産減と情機器のATMメカユニット組立てが中国へ移管されることが閉鎖の大きな原因のようです。この事業所で働く人たちは地元の人が多いため、多くの人が次の仕事のめどもなくやめざるを得ないようです。   (愛知・旭)


   「大きな憤り」    「連合」笹森会長も批判  

 連合の笹森会長は、15日の記者会見で、日立製作所や松下電器などの電器大手会社が春闘回答直後に定昇の凍結や賃金カットの提案をしてきたことについて、「個別労使の問題とはいえ、間を置かずこうした提案がされたことに強い憤りを感じる。春闘の否定と見られても仕方がない」と述べ、経営側の姿勢を批判しました。
 また、定昇が確保されながら賃金が下がる事態について、「交渉をした当事者は、いろんな経過から消化できるかもしれないが、現場で働いている人たちは『一体なんだ!』という思いを強くするだろう」と発言しました。

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