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日立懇全社ビラ
2015年4・5月
第211号 |
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2015年春闘結果 実感できる賃上げと、将来性のある経営を! 実質賃金は3年連続低下 賃上げ実感にはほど遠い 2015年春闘は、3月18日に一斉に回答が示され、日立は年間一時金5.72ヵ月、賃金改善額3000円の回答でした。 日立の回答は現行の方式の元では過去最高の水準となりましたが、実質賃金は昨年4月に実施された消費税増税や円安による輸入品の物価上昇などの影響に より前年比2.5%の減少となっており、3年連続で低下しています。今回の回答は賃上げを実感できる水準にはほど遠いと言わざるを得ません。 日立グループ内での格差是正が急務 日立グループ各社の回答状況を見ると、回答の水準にグループ内で大きな格差が存在していることがわかります。 GPM(裏面参照)の導入などをはじめ、日立グループが一体となった経営や人事制度の統一を推進している中で、所属している会社によって 大きな処遇の差が生じている現在の状況は、早急に改善される必要があります。 人減らし経営では将来に不安 日立は過去最高の業績を更新していますが、売り上げが伸びない中で人減らしと経費削減によって利益を増やしているのが実態です。 こうした経営の在り方には、将来に対する不安が付きまといます。また、スマトラ(Hitachi Smart Transformation Project)など による過度な経費削減によって働きがいがそがれていることも、大きな問題です。 安心してやりがいのある仕事ができる職場環境を作り、より良い製品の提供を通じて社会に貢献する、健全な経営を目指すことが必要ではないでしょうか。 ![]() グローバルパフォーマンスマネジメント導入について 日立製作所及びグループ会社では、順次日立グローバルパフォーマンスマネジメント(GPM)が導入されることになりました。 評価の仕方について 従来の目標管理制度は、個人の成長促進を目的とし、業務遂行力アップのための目標を個人が設定し、目標の難易度と達成度によって個人の成果を管理するものでした。 それに対し、今後は、組織目標に関連付けて個人目標が設定されます。組織の目標は、職場の目標のみならず、日立グループ全体の目標と連動化されます。成果主義がより一層強化されたものと見られます。 「人」基準から「仕事」基準へ 今回の変更のポイントは、評価が「人」基準から「仕事」基準になると説明されています。従来の「人」基準の評価は、結果として年齢別の生計費に見合う賃金という側面ももっていました。 「仕事」基準のグローバルスタンダードは、ILOも提唱している「同一価値労働同一賃金」です。そこには生活を維持する社会保障が、前提としてなければなりません。 また「仕事」基準の賃金は、基本的に産業別に決定される賃金です。1企業だけが「仕事」基準と言っても、絵に描いた餅に過ぎないでしょう。 労働組合はどこへ? 日本の高度経済成長時代の「三種の神器」は、「終身雇用」「年功序列」「企業内労働組合」でしたが、これをグローバル人財マネジメントの新たな「三種の神器」に変えるとしています。 賃金は企業だけが決めるものではありません。春闘をはじめとした賃金交渉によって決まります。そこには労使の力関係が大きく影響します。日本の労働者の賃金が長期にわたり低下してきた原因は、 非正規労働者の増加と、労働組合がストライキも行えないほど弱体化していることです。 人が破壊される! 成果主義の導入は、うつ病等の精神疾患を増大させました。会社の利益のために、人が破壊される社会ではなく、人が大切にされる経営こそが求められています。
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