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日立懇全社ビラ
2014年4・5月
第206号 |
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これまでの 全社ビラ |
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2014春闘 生活できる賃金で暮らしと仕事の充実を! 2014年春闘の回答指定日であった3月12日、日立製作所はベースアップ(ベア)2000円、一時金年間5.62ヵ月の回答を行いました。日立がベースアップに応じるのは、リーマン・ショック前に実施された2008年の1000円以来6年ぶりとなりますが、労働組合の要求を大きく下回る低額な回答にとどまっています。 電機産業各社の産業別最低賃金(18歳見合い)は、1500円引き上げで15万6500円となりましたが、とても生活できる賃金とは言えません。 ![]() 経済情勢に見合った賃金水準の向上が必要 今春闘で、日立製作所の開発・設計職の賃金ベースは、約31万円となっています。今回のベアは賃金ベースの1%未満にとどまっています。 今年4月からは消費税が3%増税され8%となりますが、今回のベアは消費税増税分に遥かに満たないものです。正社員でさえ実質賃金の低下が避けられない経済情勢で、非正規社員を含めた全ての人の賃金水準の向上が必要です。 大幅賃下げを狙う安倍「雇用改革」 長引く日本のデフレ不況の最大の原因は、労働者の賃金低下です。さらに安倍政権は、派遣労働の全面解禁と固定化、低賃金で解雇しやすい「限定正社員制度」の整備、残業代ゼロをねらう労働時間規制の緩和などの「雇用改革」を狙っています。今年2月に発表された労働運動総合研究所(労働総研)の試算によれば、安倍「雇用改革」によって労働者の賃金は総額で41兆9千億円も減少します(左表)。これが実行されれば、賃金は大幅に低下し、これまで以上の悪循環を引き起こすことになります。このような賃下げを許さないたたかいが必要です。 ![]() 企業や雇用形態による格差の縮小を 今回6年ぶりにベアが実施されますが、職場では「2千円では収入の1%に満たない」「健康保険の値上げにも追いつかない」などの意見が聞かれました。また、日立製作所の1週間後に回答が出たグループ会社ではベアの額や一時金の月数に違いがあり「うちの状況じゃこんなもの」「一時金より賃金アップを期待していたが残念」などの意見がありました。 ほとんどの派遣社員や契約社員・パート等は、ベアや一時金も無いのが現状です。企業や雇用形態による格差を縮小し、生活できる賃金の確保が重要です。 事業構造改革で問われる支部協定 ~日立労組本部は支部への指導を~ 日立の経営施策による事業構造改革により、日立情IP事業部神奈川事業所では、2013年10月1日に日立本体の製造部門を集約した新会社日立情報通信マニュファクチァリングを設立しましたが、日立本体の社員数百人が新会社へ異動できない実態となりました。 新会社設立以前の2012年12月に、サーバ部門の事業縮小に伴う「人材の適正化」の名の下に神奈川事業所と日立労組神奈川支部の協定で、数百人に及ぶ従業員(日立労組組合員以外も含め)を日立グループ会社10社以上へ出向させました。出向者は、元の職場とは全く違う職務に就かされ、慣れない仕事や、夜勤交代勤務などに苦労し、また、家族と離れて単身赴任までして応じてきました。ところが、新会社設立時期の2013年3月から会社は出向者に、退職強要まがいの面談を出向先で行ってきました。「神奈川ルール」と称して、出向提示は書面でなく口頭で通知して、職務提示も明らかにしない。また、神奈川事業所は神奈川支部が独自に労使協定をつくり、「元に戻れる職場はない。出向期限が終了したら社外転進して欲しい」と、自己再開発休職制度の申請と退職願をセットでださせるやり方を強行してきました。 日立製作所と日立労組の労使協定から外れて、労働契約法に照らしても違法なことを、事業所と労組支部が協定して労働者を自由に退職(解雇)できるやり方を日立労組本部が看過しているなら、労組本部の役割を放棄したと言わざるをえません。 日立労組本部は、事業所と支部へ改善・指導をすべきではないでしょうか。
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