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| 日立懇全社ビラ 2010年10月 第182号 |
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モノ作り現場では=猛暑と負担増 ◎最近は量産化される前から原価低減のノルマが出て来て機械加工も大変である。台数持ち設定にされるとST(加工時間)が実質ゼロとなり、タダ働きのようで負担ばかり増えて意欲がなくなってしまう。 ◎作業量が少なくなると必要以上に人員が減らされ鋼材加工の人が、アルミ成形品作業などの経験も無いのにやらされて不良が続出している。安全も含めきちんと教育しないとモノ作りは駄目になってしまう。 ◎モノ作り現場の作業環境はいっこうに改善されていない。温暖化で今年のような猛暑が続くと仕事中に熱中症で倒れてしまう。今時、機械設備の制御部にエアコンは常識なのに。 ◎組立ラインでは日程に遅れがでると他部門から人が集められるが、予定どうりとは行かない。頭数(人員)だけ揃えればと言う考え方ではかえって混乱する。 ◎海外調達の部品が増えているが不具合が出ると送り返すわけにも行かず、関係者で手直し作業が頻繁で本来業務がおろそかになっている。 ◎主要部品はほとんど海外調達でも、国内で組立るとメイドインジャバンになっている。納得のいかない気持で仕事をしている。 日立は今年5月に、「2012中期経営計画」を発表しました。経営戦略は「社会イノベーション事業を中心としたグローバル企業への変容です。グローバル成長戦略(数値目標)は、上表の通りです。 海外売上高比率を約10%増加させ、国内人員数を1万4千人削減し、海外人員数を3万2千人増加させる計画です。 国内のモノ作りの空洞化が、さらに加速される危険があります。 闘う労働者たちの輝き 9月18、19日、神戸で電機労働者懇談会の第23回総会が開催されました。 電機大企業に対し、派遣切りや偽装請負を告発し、各地で裁判闘争をしている労働者の切実な訴えに、大きな共感が寄せられました。 また、青年、再雇用者、管理者も含め、電機ユニオンに加入し、団体交渉を通じて、要求を実現している報告が、数多く紹介されました。 新しい労働組合運動の可能性を示す総会となりました。 「シニア社員いじめ」3日フル勤務以下の押付け 日立オムロンでは、8月末に嘱託およびシニア社員が集められ「定年嘱託・シニア社員の取扱い変更について」の説明会が行われました。内容は「人材の流動化を推進するに当たり」「今後引当業務の確保が困難になることが予想される」として継続雇用者の労働時間を減じる必要があり次回契約更新時・新規の定年退職者は週3日フル勤務以下とすると説明されました。この説明会で「労働組合は了承しているのか」の質問に対し勤労は「了承済み」と回答しましたが、後日シニア社員が日立労組旭支部へ相談に行くと「労働条件の低下になるので会社と話し合い中」と回答。さらに再三に渡る労組要請を行った後「現行制度はそのまま。5日勤務も4日勤務も制度としてあります」と制度変更はないと回答、勤労からも説明会参加者に「制度変更はない」と訂正メールが届きました。しかし、業績悪化を理由に「3日勤務しか提示できない」の対応は変えていません。すでに渋々3日勤務で再雇用契約した人も出ています。 元々、このシニア社員制度は厚生年金の一部と高年齢雇用継続給付があるので定年前の賃金の50%程度でも生活ができるとしてきました。しかし、これが30%になったのではシニア勤務の前提条件が崩れてしまいます。説明会でも「アルバイトを認めて欲しい」「寮費も3日分にして欲しい」など悲痛な意見が多く出されました。シニア社員の労働条件は組合員の生活設計の上で重要な問題です。 シニア社員は半減された賃金の中でも精一杯、働き、業務の都合で残業を行っているシニア社員もいます。会社にとって経験豊かな貴重な戦力です。会社は、こんな「シニア社員いじめ」を止め、キッパリと今回の勤務条件変更強要を撤回すべきです。
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