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日立懇全社ビラ 2009年5月
第168号

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社会的連帯で生活を守ろう

企業のカベを乗り越えよう

 日立をはじめ、多くの企業が不況時の赤字を理由に、派遣社員などの雇い止めや、賃金カットの施策を押し付けてきています。
 労働者犠牲の施策を「会社を守るためにはやむを得ない」と認めていては、働く人の生活は守れません。
 同じ職場で働いていた労働者が、雇い止めによって、路上生活にまで落ち込む現実があることを直視すべきです。
 年越し派遣村で示された労働組合・政党・市民運動等による幅広い社会的連帯は、生活の困難に直面している人の救済に大きな力を発揮しました。
 今こそ、企業のカベを超えて、立場の違いを超えて、生活を守るための社会的連帯が求められています。
 
日立本社前で宣伝
   
 3月30日早朝、東京丸の内にある日立本社前に、日立と電機の仲間が集合し、出勤する労働者に挨拶をしながら、「日立は賃金カットの休日を直ちにやめよ」の日立懇ビラを配布しました。
 日立製作所は「09年度緊急業績改善対策」として、4月から「ワークシェア休日」の名で月1日の無給の休日((コンシ)(AS)は1.5日)を設け、その分賃金カットすることを押し付けました。
 日立懇は日立に対して、この理不尽な施策を撤回するよう、電機懇やナショナルセンターの全労連にご協力をいただいて、日立本社前で宣伝を行ったものです。

 40名の参加者がビラ配布するなか、宣伝カーから、全労連、東京地評、電機懇、東芝、沖電気、電機ユニオン、日立懇の8名がそれぞれ訴えを行いました。
 「7千億円の赤字は経営の失敗であり、働く者に痛みを押付けることは断じて許されない」、「『無給の賃金カット』は、派遣や非正規にとって生活を直撃する。ため込んだ内部留保を活用すれば、賃金カットは必要ない」、 「派遣社員を雇い止めしながらの『ワークシェア休日』は、おかしい。派遣社員の雇用を守るのは、日立の社会的責任である」と訴えました。
 今回の宣伝用に用意した日立懇ビラは、900枚の配布となり関心の高さがうかがえました。


赤字での会社分割は、絶対やめてほしい

 日立は3月16日、オートモティブシステムグループ(AS)とコンシューマ事業グループ(コンシ)の分社を柱とした事業構造改革を発表し、新設分割で7月1日に日立から分社する予定です。
 同日の異動発表で社長を降りる古川氏は、記者会見で「これまで、産業機器事業や通信機器事業をはじめ、さまざまな事業を分社化してきており、分社化によるメリットを発揮している」と発言しましたが、今回分社化となる両グループとも現在は赤字の状況です。
 特に、赤字続きで昨年2月から大幅な人員削減と事業の縮小を連続してきた(コンシ)では、経営陣の「2009年下期の黒字をより確実にする」ためとの説明に、職場では「750名の会社で赤字が続いた場合を考えると、不安がつのるばかりだ」など、経営陣に対する不信の声が目立ちます。
 不採算部門の切り捨てにならないように、労働者の意思を無視して移籍される会社分割は、事業の黒字定着の実績を前提とする必要があるのではないでしょうか。


引越しで怒り増幅
 情報製造部門が豊川に移った後の、工場空きスペースに設計や間接部門が引越した。社内では、社長への提言掲示板にもあるように、引越しは名古屋本社を先に工場に移すのが先だよ、引越し先は以前いた場所に移る部署も有り計画性がない、また直ぐ引越しするよ、との声。仕事量が減っているのに、構内の引越しに引越し業者を利用する余裕の資金があるなら、緊急業績改善対策の賃上げ先延ばしや、休日増で賃金カットは止めよ、と怒りの声。(日立IEシステム)
 

ルネサスとNECエレ統合の報道/職場に「不安の声」広がる
 4月16日に各マスコミは、「半導体国内2位のルネサステクノロジと、同3位のNECエレクトロニクスは経営統合する方向で最終交渉に入った。新会社の売上高は1兆2000億円を超え、東芝を抜いて日本最大の半導体メーカーとなり、世界でも第3位に浮上する。世界同時不況で半導体各社の業績が悪化する中、両社は統合により生き残りを図る。日本の半導体トップが入れ替わる経営統合により、業界再編は新たな局面に入る。」と報道されました。
 当日の「日経」は一面トップで報道し、朝のNHKニュースでも報道された事もあり、朝から大きな話題になりました。
 「NECエレが存続会社になると言われているが、ルネサスはどうなるのか?」、「日立・三菱電機が新会社における主導権に執着しない姿勢との報道があったが身売りに近いのか?」、「「ルネサスは統合後6年でやっと新会社の運営が軌道にのったのか、と思っていたのにこれからまた大変になる」。
 「本日4月16日(木)付の当社統合に関する一部報道については、当社が発表したものではございません。また、報道された内容について決定した事実はございません。とのコメントを発表したが、責任ある対応をすべき」との声も出されています。(ルネサス・武蔵)
ワークシェアでサービス残業?
 日立本社前で宣伝した「日立式偽ワークシェアリング」日立懇ビラが、配布された工場で話題をよんでいます。
 ビラを読んだ正社員から「残業が月、100~150hrもしているのに、実際に支払われた残業代は12hr分だけ。「09時短取組日」に出勤しても、またサービス残業を強いられる。これがワークシェアリングと言えるのか。あのビラに書かれていることは、本当にその通りだと思います。もっと会社のひどいやり方を告発してください」という憤懣やるせない声が寄せられています。
 HIワーク者には、HIワーク手当は賃金カットしないと言いつつ、こんなにひどいサービス残業を強いる今回の「業績改善時短」は、だまし討ちにあっているようなものです。(日立・小田原)

やってられねえ!! 勤務手当1/4ダウン
 作業量の激減による経費削減だとして交代勤務の2時間シフトで2交代勤務の夜勤が午後5時15 分から翌朝の午前2時までに変更された。
 残業もなくそんな時間に帰っても家族に迷惑でどうしようもない。交代勤務手当が二交替二部から三交替二部に一方的に変更され、約26%もカット。
 「夜勤レス」の推進で、会社は電力消費が何百万円/月の削減だと大喜びのようだが、やってる方はとんでもない中途半端な勤務だとして大ブーイングです。(日立工機)

業績好調で他事業所から人員受け入れ
 (大みか)の08年度受注が工場創立(70年)以来最高となったとのことです。ここ数年、他事業所からの製品移管による事業拡大も含めて業績を伸ばしてきました。
 これと並行して職場は繁忙と人員不足が常態化しています。その対応もあってか、最近、他事業所からの転入者が続いています。全社的な「事業再編による人員の適正化」のなかで、(大みか)は、その受け皿になっているようです。
 4月1日付で(コンシ)から15名、(MD事)から29名の組合員が転入されました。「(大みか)の仕事はキツイ」というのが外部からの一致した見方です。
転入者の食住も気になりますが、メンタル面が一番心配です。(日立・大みか)

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