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日立懇全社ビラ 2008年6月
第159号

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「失われた世代」が時代の主役

 団塊世代の子供たち


 1970年代から80年代前半に生まれた、いわゆる団塊世代の子供たちは、就職氷河期に青春時代を過ごし、「失われた世代=ロストジェネレーション」と呼ばれています。
 多くの企業がリストラによって正社員を削減し、派遣などの非正規雇用しか就職の道がなかった世代です。最近になり企業も正社員の採用に力を入れるようになりました。しかし、そのほとんどは新規に学校を卒業した新入社員で、これまで派遣で働いてきた人たちは、そのままにされています。
 「失われた世代」の雇用と生活をいかに保証していくかは、社会的な大問題となりつつあります。

 正社員化の流れを加速

 今年から改正された「パート法」では、正社員と同等のパートに対しては、差別が禁止されました。またすべてのパートを対象に「正社員への登用制度」を作成しなければならなくなりました。同じことは派遣社員にも適用されるべきです。
 正社員との差別の禁止や、正社員への登用制度を要求し、正社員化の流れを加速させましょう。

 社会を変えて行こう

 社会の矛盾をまともに受けた「失われた世代」は、「見棄てられた世代」とも呼ばれます。企業の言いなりになっているだけでは、自分たちが救われないのであれば、自らの力で社会のあり方を変えて行く以外にありません。まさに「失われた世代」は、これからの社会を作って行く、時代の主役なのです。



派遣法を労働者保護法に

 現状の「派遣法」は企業保護法とも言われるほど、企業には都合よくできていますが、労働者には不利な制度となっています。
 労働法とは本来、社会的弱者である労働者を守るためのものです。「派遣法」を労働者保護法に改めるための抜本的改正が必要です。

○派遣労働者保護法に抜本改正
○常用代替とせず臨時的・一時的業務に限定
○常用型派遣を基本とし、日雇い派遣禁止
○受け入れ期間の上限は1年
○違法行為などあれば直接雇用とみなす
○均等待遇の実現
○労働契約の中途解除を制限
○ピンはねを規制
○労基法を改正し、有期雇用を制限

 

偽装請負告発の吉岡さん勝訴

 
 大阪の松下プラズマディスプレイ茨木工場で働いていた吉岡力さん(33)が偽装請負を告発し、直接雇用のあと5カ月間で解雇されたのは不当だと解雇撤回を求めていた裁判の判決が4月25日、大阪高等裁判所でありました。判決は、一審判決をくつがえし吉岡さんの訴えを全面的に認めました。
 判決は、松下の違法行為(偽装請負)を認め、請負契約は無効だと指摘。吉岡さんを直接雇用後、配置転換し一人作業を押し付けたことについて「報復行為」と批判。雇い止めについても、契約は多数回更新され仕事も継続しており「更新拒絶の濫用(らんよう)として許されない」と断定。事実上の常用雇用の契約関係にあったと認めました。

 

「名ばかり管理職」&「名ばかり裁量労働」

 マクドナルドの店長は管理職かどうかが争われた裁判で、東京地裁の「店長は管理職にはあたらない」の判断が大きな波紋を広げています。「管理職」は、法律で「経営者と一体的な立場」「労働時間を管理されない」「ふさわしい待遇」の3つの条件を全て満たすよう定められています。
 NHKで放映した「名ばかり管理職」の番組の調査では、「管理職の57%が自分は「名ばかり管理職」と思うと答えている」としています。
 残業代節減目的の「名ばかり管理職」は日立関連職場でも同じです。さらに日立で問題なのは、裁量労働制・HIワークで、裁量権などあるはずがない人にまでわずかな手当てで長時間労働を強いていることです。HIワークも「名ばかり裁量労働」です。企業間の競争を理由に、働く者に負担だけ増やして残業代を支払わない処遇制度は許されません。
 

なくそう貧困 止めよう憲法改悪

ATM事業統合で大騒ぎ

 ATM製造の事業統合(新会社設立)で社内は大騒ぎ。会社発展のためにと我慢に我慢を重ね頑張って来た人達は、70km以上離れた愛知県豊川市に住まいを移すか、長距離通勤するか、自主退職するかの選択を迫られ、やり場がない憤りと不安でいっぱいだ。
 事業統合はFIVの赤字対策、赤字の付けを従業員に押し付けるリストラだ、と関係者からは会社や労組のやり方に不満の声、残る事業の人達からも、次は俺達の番かと不安の声が出ている。(日立IEシステム)

「第U期 植林活動」参加者募集

 HESでは、「当社は『豊かな水とみどりの地球を未来のこどもたちに』を環境スローガンとして、地球温暖化防止活動に様々な取り組みを行っております」として、スギ1本のCO2吸収効果を示して、植林活動を計画しています。「悠々の森林」と命名し、昨年の植樹祭でひのき700本、その他5500本、今年の植樹祭でスギ2000本、その他1万本を植林しました。
 花粉をまき散らさない、改良したスギの苗木を県にお願いしているといいますが、本数が少ないということです。会社の社会貢献活動の一つですが、将来的に花粉症の被害を拡大させないためにも、アフターケアにも配慮してもらいたいものです。(HES)

株主だけでなく働く者にも還元を

 会社は5年連続の増収増益の08年3月期決算を発表した。売上高、利益共に前年比2ケタを超える増率である。→
 03年には赤字決算でもないのに高コスト体質だとして賃金の6%カットを強行。その3年後に半分は戻したが賃金水準を3%ダウンさせる一方、株主には純利益の30%を還元するとして、5年前の一株当たり8円配当を毎年増額。今期は45円に。来期は48円を予定。(日立は今期9円と発表)職場では夜勤、残業と必死にガンバッてきた我々にも利益の3割程度の成果還元金があってもの声が。(日立工機)

もっと「人財」を大切にしてほしい

 日立が昨年コンシューマPCの開発・生産を停止した後、4月からは設計開発部門も品質保証部門も一緒にされて、品質保証部に所属して、コンシューマPC「Prius」の保守・サポートを行なっています。
 職場では、「これまでは、新機種の仕事をしながら、既存機種の保守・サポートをしてきた。7年間保守・サポートを担当するのはよいが、新規製品の仕事も一緒に担当したい。開発・生産停止品の保守・サポートだけを担当するのは不安だ」との声が当初から出ていましたが、会社は未だに希望の持てる仕事を提示していません。4月末に技師クラスの人が退職しています。やる気のある「人財」を生かすのが、経営者の責任ではないでしょうか。(日立・横浜)

「強力なモノづくり」復活なるか?

 08年度のRSD事業部の方針では、「業務の効率向上」を目標に、TSCM推進プロジェクトが遂行されようとしています。これまで「成果主義」導入後、現場では小集団グループ活動を止めていましたが、「強力なモノづくり」目指して、再び考案改善提案表彰制度を復活させました。会社は個人の成果を重視してきた結果、現場でも「成果主義」が少しずつほころび始めてきたことを認識してきたのでしょうか?(日立・RSD事業部 小田原)


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