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日立懇全社ビラ 2008年5月
第158号

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自由時間は、みんなの幸せ時間

実効ある労働時間短縮を


 日立製作所の労使による21世紀労使委員会「働き方・長時間労働WG」で決められた内容が、通達として出されています。趣旨は@働き方を見直し、効率向上を図る、A心身の健康を守り「魅力ある会社生活」を実感できることを狙ったものです。この内容は、度重なるリストラや人員不足などで職場が疲弊し、メンタル疾患の広がりや、各地での労基署からの是正指導などが背景となっています。しかしこの通達の内容が、労働時間短縮の施策として実効あるものかどうか、疑問を感じざるを得ません。

残業月99時間で健康?

 通達では日立の裁量勤務(HIワーク)での健康管理時間は、月100時間、または2〜6ヶ月平均80時間を越えないように運用するとしています。しかし、月99時間も残業をして健康を保てるでしょうか?保育園の送り迎えや、家族団らんで夕食を楽しむことができるでしょうか?誰でも月40時間を越える残業をやめさせることが、真のワーク・ライフ・バランスを実現する道ではないでしょうか。

正社員の増員で魅力ある職場に

 通達の内容に「人を増やす」という視点がありません。忙しい部署は慢性的となっています。この問題を解決する道は、その仕事に関わる人を増やすことでしか解決できません。派遣社員の正社員への切り替えや、新たな正社員を採用し、教育によって「一人前に育てる」ことが、魅力ある職場に変えていく道ではないでしょうか。


(投稿) 長時間労働の悪夢

 私はこれまで、必死に仕事に取り組んできました。新製品のトラブル続きで、予期せぬ事態が日常化していました。そのため日々の帰宅時間は、ひどい時には深夜0時となることもありました。最後は土日も出勤せざるをえない状況となりました。そのような状況に拍車をかけるのが集中力の低下です。なかなか仕事が進まない状況が続きました。幸いその状況は1ヶ月程度で幕を下ろしましたが、今度は疲労が回復しない日々が続きました。
 やはり残業をさせる方には、本人の体調なども考慮のうえ指示を出してほしい。そうしないから、うつ病にかかる人が増加していると考えます。私も、もう少し長時間労働が続けば、そうなっていたかもしれません。人として生きるためのことを、もう少し考えてもらえればと思います。
 一方で長時間労働なのにもかかわらず、サービス残業や裁量労働制に入っているという実例も多くみかけられます。残業代をしっかり請求する権利、個人の裁量労働から外れる権利などの取り組みも重要だと考えます。労働組合が協定を結ばなければ、残業は違法になるわけなので、労働組合が多残業者の協定を拒否するというのも有効な解決策と思います。一人ひとり、無理のないことから少しずつ、改善に向けて取り組んでいけないでしょうか?

なくそう貧困 止めよう憲法改悪

交通事故多発で危機感

 弊社では07年度の交通事故件数が例年の2倍以上に達した。会社は危機感から「本日は交通安全啓蒙日です。職場毎に事故防止のための教育・指導を実施し、交通事故防止に努めてください」とのメッセージを構内放送やPCで流した。事故原因を見ると、考え事をしていた、大丈夫だろうと思ったなどである。事故は長時間労働の疲れ、競争社会のストレスなどが要因なのでは、との声がある。運転も仕事も安全第一で事故防止を。(日立IEシステム)

「3現主義」を言うなら現実を見て

 会社は、「仕事においては3現主義に従って行動するように」、と言っています。3現主義とは、現場、現物、現実という「3つの現」を重視する考え方で、この3つを大切にして事実をよく見て、正しく確実に仕事をする、ということでしょう。職場では、「そう言うなら、今の仕事の現場を3現主義で見てほしい。未曾有の作業量にもかかわらず人は増えない。作業量消化でみんな疲れ切っている。それなのに、一方では、作業効率を上げて残業減らせ、と言っている。仕事をしているのは生身の人間だ、机上の計算だけでやられたらたまらない。良く現実を見て手を打ってほしい」との声がでています。(日立・大みか)

コミュニケーションシート

 今期から、目標管理のチャレンジシートがコミュニケーション・チャレンジシートに変わりました。今までの目標、成果や自己啓発を書く所は簡素化され、代わりに健康状態や計画年休の予定などが追加されました。
 成果主義の圧力により、多くの人が精神を病み、会社そのものがおかしくなっている結果、このような対策になったものと思われます。しかしいくらコミュニケーションなどと言っても、成果主義を続ける以上、小手先の対策でしかありません。今こそ成果主義の廃止に向けて、はっきりと舵を切る時です。(日立アプライアンス・清水)
HDD事業 「自力再建」の下で

 日立製作所は再建中の米子会社 日立GSTを自力で立て直すことを明らかにしました。状況の好転要因を新製品の立ち上げや、価格の安定、「リストラ」効果等、いくつか挙げていますが、小田原では主力のディスク生産を中国・深センに移管され、多くの労働者が職場を失いました。ヘッド部門も縮小され、やはり多くの仲間が職場を奪われました。遠く離れた藤沢事業所や、関連会社、日産や産廃業者への出向もあるといいます。激しい人減らしのため、医務室の歯科は閉鎖され、常駐の産業医は、戸塚病院からの派遣医となります。それにしても株式の一部売却ばなし、再三「そのような事実はございません、業務に専念してください」のメッセージ、「火のないところ煙立たず」だったのですね。(日立GST・小田原)

メンタルヘルス研修

 日立超Lでは、社員全員を対象に「メンタルヘルス研修」が行なわれました。従来から精神疾患の罹病率が高く、日立全体の2倍程度だと言われて来ました。そこで、これまでは技師以上が対象だった研修を全員に受講させることにしたそうです。「ストレスとコミュニケーション ― ストレスとつき合う ―」という研修が、ヒューマン・フロンティア株式会社のカウンセラーの方が講師となり、約2時間行なわれました。職場でのストレスは人間関係によるものが最も多いため、コミュニケーションの取り方に関する話題を中心に講義と実習を行ないました。仕事の上でも上手に自己表現をして人とお互いに尊重し合える関係を築くことが大事なことや、そのための手法など、参考になる点が多くありました。(日立超L)


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