全ての人を対象に本当のオール定時日を
日立労組横浜支部では「NEEDS月間」中に長時間労働規制のため、休日出勤ゼロの日をHIワークの人も対象として、2日間設定するとしています。
その取組みは良いとしても、3ヶ月もある「月間」中に、たった2日間で長時間労働が減るとは思えません。 本当に規制するのなら、今行っているかけ声だけの「オール定時日」を、HIワークの人ももちろん、構内で働いている全ての人を対象に「本当のオール定時日」に設定するぐらいの強力な取組みをしてもらいたいものです。(横浜)
みなし労働の矛盾と崩壊のシナリオ
職場では昨年末より、間接員の労働時間をより適正に管理するため、労基署の指導もあり、残業は「上長による下命と現認」方式の徹底の総務部通達がだされ、これまでの「業務手当」制度の廃止提案もだされています。
これまではサービス残業の隠れ蓑に、今度は意識改革だと残業ゼロに。個人収入の減少より、こんな会社の将来が心配です。(日立工機)
シニア社員とは名ばかり
改正「高年齢雇用安定法」により、日立国際電気小金井事業所では定年を迎えた人が、シニア社員として継続雇用されています。ある製造部門で働くシニア社員は、労働時間、仕事も全く変わらないのに、賃金は15万円台となり、職場の女性派遣社員が「私より安いなんて考えられない」と、驚くありさまです。(日立国際電気)
年末一時金闘争
日立ビルシステムの第一組合、建交労HBS支部は、年末一時金闘争を取り組んでいます。要求を決めるアンケートでは、成果主義賃金について設問しています。生活に関係なく多くの労働者が低いままの賃金、下がることもある、競争をあおる賃金。働く仲間の生活を守るには、賃金制度の改善の要求が重要になっています。(HBS) |
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「女性ダイバシティマネジメント」
最近、「モノづくり改革を推進する」と称して、多くの企業で女性の管理職登用を推進し始めています。日立の(情)グループでも06/下期のグループ長期首挨拶で、その課題が重点項目の一つにあがっています。
既に06/上期から始まった女性カウンシル活動をさらに具体的に推進しようと、今期の「女性ダイバシティマネジメント」が強化されようとしています。この施策が女性の間に格差を拡大する結果となることだけは避けたいですネ!(RSD事業部)
定時帰宅っていいな!
日立オムロンでは6月の「労働時間短縮」社長メッセージに続き、9月に「一斉定時退場日の実施について」という第2弾の社長メッセージと「通達」が出ました。改めて水曜日を一斉定時とし「健康管理と自己投資時間」を確保するため、管理職、HIワーク適用者、派遣者も「定時で帰ろうと!」呼びかけるものです。当日はこの趣旨に沿って三回の勤労部長による校内放送が行われました。同時に発行された通達では、請負作業者についても協力依頼するとしています。
メッセージ発表後の最初の水曜日の10月4日には、定時になると大挙して構内労働者が列をなして出てきました。今までの「一斉定時退場日」がいかに形骸化されていたのかが良く分かりました。労働基準監督署の指導からの職場の変化ですが、改めて「皆で定時で帰るっていいな!」と実感しました。(日立オムロン)
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