日立株主総会 宣伝行動

日立懇第24回総会が10月10日(土)午後に、東京の全労連会館で開催され、日立の職場からは現役、OBが参加しました。  今年の総会は、1部が第24回総会、2部が「日立でリストラと闘う仲間を励ます集い」を行いました。  開会の挨拶では、「各職場でのこの一年の取組みの成果と課題を共有し、今後の活動の展望がもてる総会にしよう」と話されました。


常時リストラ
 日立懇代表は、「日立では、好業績の下で「常時リストラ」が続いる。労働者を犠牲にした経営に発展はない。労働者側からのいっそうの反撃が求められている。昨年11月に実施した「リストラ反撃集会」を起点にしたリストラ反撃に関係する一連の取組みにより、日立の職場に変化が生まれている。日立の職場に電機・情報ユニオンの分会ができて、既存の労働組合とユニオンの組合が共存するという職場も出てきている。日立懇は、日立でたたかっているみなさんや職場の労働者といっしょに英知を結集し、働きやすい職場をつくるために活動していきます」と挨拶しました。

黒字リストラ~日立建機
 電機・情報ユニオンの米田委員長は挨拶で、「日立建機のリストラ策が発表されたが、日立化成と同様に「黒字リストラ」だ。その原因は、電機産業全体が、デフレ不況を克服できない中で、営業利益率10%などの過大な目標を掲げるためである。今、日立がやろうとしているのは、労働者犠牲、地域経済犠牲の利益向上である。我々は、労働者犠牲の「黒字リストラ」は絶対反対の立場でたたかうことが大事。ユニオンは、日立懇と協同で「日立対策会議」の場を設けて議論して取り組んできた。日立懇の活動が職場の津々浦々に影響を及ぼすことが重要です。いっしょにがんばっていきたい。今日の集会が、たたかいの大きなバネになれば良いとの思いでいます」と述べました。